コンクリート再生プラントの仕事内容とは?元職人が教える1日の流れ

プラント(砕く)

コンクリート再生プラントって殆ど知られていないですよね。
恐らく、プラントに出入りしているダンプの運転手でも仕事内容を理解している人は少ないでしょう。

そこで今回は、元塗装職人の僕が「コンクリート再生プラントの日常」を徹底解説します。現場作業員とはまた違う、知られざる職種のリアルを覗いてみてください。
この記事を読めば、プラントという仕事が意外な『穴場』である理由が見えてきますよ!

日本共通、現場はアレから始まる

塗装工時代でも当たり前でしたが、プラント作業員も朝はラジオ体操から始まるんです。
職人上がりの僕としては、この体操をしないと仕事の「スイッチ」が入りません。

プラントの仕事って、どんなイメージがありますか? おそらく「ずっと重機に乗ってレバーを動かしているだけ」と思われがちです。
でも実際は、重機に乗っているのはほんの一部。実は、現場を支える「4つの役割」があるんです。

  • 重機運転手
  • プラント操作員
  • 選別作業員
  • プラント保守要員

どのプラントも最低でも上記の作業分担がされているでしょう。

つまり、重機を操作する人よりも身体を動かして作業する人が多いんです。
ラジオ体操するのも納得ではないでしょうか。

どんな仕事をしているの?

ここからは上記で紹介した作業員の仕事内容を解説しますね。

重機運転手

プラント内に整列したホイールローダー・ショベルカー・ダンプトラック

コンクリート再生プラントで花形とも呼べるのが重機運転手!ホイールローダー(通称:ショベル)・ショベルカー(正式名称:バックホウ)・ニブラの3種類は大体どこのプラントでも使われています。それぞれの重機の特徴などは別記事で紹介する予定。

重機運転手の主な仕事は、受け入れたコンクリートガラなどの整理・大きなガラの粉砕・製品の積み込みなどなど。
大型ダンプの運転手さんが最もよく知っているのがこの辺りでしょう。

プラント操作員

集中コントロールルームでプラントの操作盤を操作する作業員

あまりプラント操作員と呼ぶことはありませんが、便宜上そういうことに。
プラントではコンクリートガラを破砕して分別し、製品にするという流れが行われています。

プラント操作員はプラント内の機械の電圧を操作して流量を調整するのが仕事です。
操作を誤って電圧を上げすぎると、プラント全体のブレーカーが落ちしまったり、電圧が低すぎるとガラの処理効率が悪くなるなど責任はかなり重大。

選別作業員

ベルトコンベア上の鉄筋を取る作業員

恐らくどこのブランドでも新人が最初に任せられるのが選別作業員。プラントによっては選別作業員のアルバイトもあるとか。

選別作業員の仕事はベルトコンベアの上を流れるガラの中からゴミや鉄筋などを選別することです。非常にシンプルだからこそ個人的には辛い作業だと思ってます。

選別作業員は同じ場所から殆ど動かない上に、屋根付きの屋外というパターンがほとんど。
夏は暑く、冬は寒いというキツイ環境です。

また、最初の頃はベルトコンベアを凝視するあまり、目が回って気持ち悪くなる事もあります。
しかし、一度慣れてしまえばかなり楽な仕事です。

プラント保守要員

破砕機の摩耗箇所をアーク溶接で補修するベテラン作業員

個人的な花形はこれだと思ってます。
プラントは硬いコンクリートや、アスファルトを扱っているので頻繁に故障します。古いプラントであればなおさらです。

プラント保守要員はいち早くそれを発見し、修理工程を考え、段取りをします。ガス溶断機やグラインダーでカットし、代わりの部材を溶接して塗装。建設現場における多能工の様な役割です。

僕自身この役割を担う事が多いですが、現場出身の人間としてはこれが一番楽しいですね。

プラントの1日の流れ

コンクリートガラの搬入から製品出荷までのリサイクル工程図

プラントの通常営業の1日の流れは非常にシンプル。
重機やダンプなどでガラをプラントに投入します。プラント操作員が適切な流量を調整し、プラントをコントロール。
選別作業員がゴミや鉄筋などを排除するとガラが再び使える製品へと変わります。

非常にシンプルですよね、通常営業なら…。

通常営業と言うことは、そうでない時もあるんです。それが修理日。

修理日こそがプラント作業員の本領発揮

現場でベルトコンベアの部品交換・修理作業を行う3人の作業員

プラントは常にコンクリートガラを処理しているわけではありません。
朝からプラントを停止して、集中的に修理する日があります。

普段は修理できない場所で、修理工程も複雑。修理日には保守要員だけでなく重機運転手も参加することがあります。

普段はバラバラで作業しているのですが、この日はみんなで協力して修理するんです。修理は時間との勝負でもあります。

時間との勝負の中で、それぞれが役割を全うする光景は、まさに「現場」そのものです。
ちなみに僕は、淡々とこなす通常営業よりも、知恵と技術を絞り出す修理日の方が圧倒的に好きですね。

最後に

現場仕事でも共通していますが、最も大切なことがあります。

それは**「安全」**です。

​プラント作業は、一つのミスが取り返しのつかない事故に直結します。
どんなに効率を求めても、安全という土台がなければプロの仕事とは言えません。

コンクリート再生プラントの仕事内容はいかがでしたか?

少しでもプラントの仕事に興味を持ってもらえると嬉しいですね!

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